大宮店店長代理のYさん
2014年入社
中途入社で、前職は紅茶の販売員。
お客様と長くお付き合いができる商材を求め入社。
トークテーマ
2014年入社
中途入社で、前職は紅茶の販売員。
お客様と長くお付き合いができる商材を求め入社。
2009年入社
京都きもの友禅には新卒で入社。
2022年4月より新宿店の店長代理として管理職に。
販売員と聞くと、店舗でお客様をお迎えして、商品をご案内するような仕事をイメージするかもしれません。しかし、京都きもの友禅の販売員は、それだけではありません。お客様の人生に寄り添い、潜在的なきもののニーズを開拓していくような側面もあるんです。以下では先輩社員2人に京都きもの友禅の販売員の仕事について語っていただきました。
Mさん:うちの販売の仕事の特徴か〜。Yさんは前は紅茶の販売だよね。前職と比べてどう?
Yさん:一番の違いはやっぱり単価ですね。お客様が気軽に手を出せないところが一番違います。
M:やっぱりそこだよね。きものは一般的に敷居が高いし、最初は「私がきものなんて…」とおっしゃられる方がほとんどだもんね。
Yさん:はい。誤解を恐れずに言えば、日常生活で必要がないものなんですよね(笑)だから、お客様に“きものを着るシーン”をイメージしてもらうことが大事かと思っています。
M:うんうん。例えば、お嬢様の振袖をご購入されたお母様に、フォーマルな式典で使える訪問着をご案内したりね。お嬢様の卒業式や結婚式に、ご自身の同窓会等、人生の節目できものを着るシーンは沢山あるということを、まず想像していただくことが大切なんだよね。
Y:確かに。それに、実際にご試着いただくと、喜んでいただくことがほとんどですよね。
M:そうそう。この前も「この年でもオシャレを楽しめるのね…(笑)」と照れくさそうにおっしゃられるお客様がいました。隣のお嬢様も「お母さんのきもの姿って初めて見たけど、似合ってるね!」と喜ばれてたな〜。
Y:喜んでいただけるのって嬉しいですよね!私も黒留袖を販売したお客様から「みんなに綺麗って褒められたの。ありがとうね。」と後日感謝の言葉をいただき、嬉しかったことを覚えています。
M:それは嬉しいね。この仕事って、最初は“お嬢様の振袖がきっかけ”ということも多いんだけど、その後もずっと関係が続くんだよね。人生の節目に寄り添うというか。
Y:そうですね。ただ、その分最初は地道なアプローチも要りますよね。
M:うん。催事のご案内も根気強く電話しないといけない。新人さんの最初の壁はそこだよね。
Y:最初は「電話しても来てもらえない…」と悩む新人さんは多いです。でもこれはもう慣れというか(笑)冷たくされたら、次は優しいお客さんに電話しようとか、そういう切り替えが大事ですよね。
M:そうだね!…そう言えば、私も最初は電話が苦手だったな。
Y:そうなんですか?
M:うん、でも頑張りましたよ。3、4年だったかな?断られながらも、根気強く催事のご案内をして、ついにご来場いただいたことがあったんだけど、いざお客様にお会いすると、とてもお優しい方だったのよ。全然電話と違うじゃんって(笑)
Y:電話だと冷たいけど、実際にお会いすると違うんですよね(笑)
M:そう。その時もダイヤをご購入いただけましたし、やっぱりコツコツ頑張るのが大事なんです。最低でも2、3年くらいは頑張らないと結果が出ない仕事なんだよね。
Y:とは言え、新人さんだからこそ活躍できるシーンもありますよね。
M:あるある。振袖を着るのは新人さんと同世代の方々。若い世代ならではの目線でお話できるのは強みだよね。
Y:はい。新人さんが同世代同士で打ち解けて、専門的な話になればベテランがフォロー、というようにお互いにできることがあると思います。
M:京都きもの友禅は店舗の全員で接客するスタイルだからね。実際、きものって1回じゃ決められないし、催事も楽しいと思えないとリピートしていただけない。だからこそ、店舗のスタッフ全員で「ここに来るのが楽しい!」「きもののことをもっと知りたい」と思っていただくことが大事だと思ってるよ。
Y:そうですね!たまたま店舗を覗かれた時も「あ、今日は知ってる人がいない」と思われると、お客様も入りづらいですしね。
M:この仕事に向いている人ってどんな人だろう?
Y:やっぱり人に喜んでもらうことが好きな人ですかね。後は細かい接点、繋がりを大事にできる人。
M:と、いうと?
Y:例えばですけど、過去に振袖をご購入されたお客様に電話でアプローチする際、当時の振袖の色のお話をして、楽しい思い出を一緒り振り返ったりできるといいですよね。売ろう、売ろうとするのではなく、雰囲気作りが大切かと思います。
M:確かに。そう言えば、大宮店に販売成績トップの人がいるよね?あの人も物腰が柔らかいし、お客様との距離の縮め方が上手いよね!
Y:はい。それに何十年とお付き合いのあるお客様もいるらしいですよ。
M:なるほどね。そういう意味で言うと、お客様と長期的な関係を築きたい人にも向いている仕事だね。
Y:そう思います。焦らずコツコツ頑張っていくことが、まずは大事かと。
M:うんうん、そうやって少しずつきものの素晴らしさをお伝えしていく仕事なんだよね!